WO2011070616A1 - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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  • the remote device 1207 determines whether the time of the communication device 12 or the communication device 20 is shifted by comparing the measurement values described in the test messages received from the communication device 12 and the communication device 20.

Abstract

 時刻サーバ及び通信経路が冗長化されたネットワークにおいて、異常箇所を特定することの出来る通信装置及び通信システムを提供する。 通信装置10は複数の時刻サーバ101、102から複数のネットワーク103、104を介して時刻に関する情報を得て、それぞれの情報を比較することで、時刻サーバ101、102又はネットワーク103、104の異常箇所を特定する。リモート装置107は通信装置10から複数のネットワーク103、104を用いて時刻に関する情報を得て、それぞれの情報を比較することで、通信装置10の異常を特定する。

Description

通信装置及び通信システム
 本発明は、冗長化されたネットワークに接続される通信装置及び通信システムに関する。
 2つのネットワークそれぞれに1台ずつ時刻サーバが接続され、前記2つのネットワークの両方に接続された通信装置で構成された通信システムがある(例えば、非特許文献1参照。)。
 非特許文献1において、Grandmasterは時刻サーバであり、Ordinary clockは通信装置である。通信装置は主時刻サーバと時刻を同期し、主時刻サーバと通信不可能になったとき通信装置は副時刻サーバへ切替る。通信経路及び時刻サーバを冗長化することで、時刻同期システムの信頼性を向上させている。
Sven Meier and Hans Weibel, "IEEE 1588 applied in the environment of high availability LANs," 2007 Proceedings on International IEEE Symposium on Precision Clock Synchronization (ISPCS), pp.100-104, Oct 2007.
 しかしながら、一般に、異常箇所を特定する装置、方法及びプログラムは明らかになっていない。管理者は、異常箇所を復旧前に知ることが不可能なため、通信システムが設置された現場へ赴いてから異常箇所を特定し、その後に代替品を用意する必要があり、復旧作業が非効率であった。
 従来技術では、異常箇所を特定できないという課題があった。
 本発明は、時刻サーバ及び通信経路が冗長化されたネットワークにおいて、異常箇所を特定することの出来る通信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
 本発明の一観点による通信装置は、
 複数の時刻サーバ及びリモート装置へ複数のネットワークを通信経路として接続する複数のインタフェースと、ネットワーク上の異常箇所を特定し、異常範囲を記した異常通知メッセージを作成する時刻同期部と、前記時刻サーバとの間で前記インタフェースを介してプロトコル処理をして通信メッセージを送受信し、前記時刻同期部で作成された前記異常通知メッセージにプロコトル処理をして前記リモート装置に送信するネットワーク処理部と、を備え、前記時刻同期部は、前記時刻サーバ及び前記通信経路の組合せごとに前記通信メッセージに記載された情報と受信時刻からクロック情報を算出し、算出されたクロック情報からネットワーク上の異常箇所を特定することを特徴とする。
 本発明によれば、時刻サーバ及び通信経路が冗長化されたネットワークにおいて、遠隔にあっても通信システム内の異常箇所を特定することができる。
実施例1に係る通信装置及び通信システムの構成を示す図である。 クロック情報の一例を示す図である。 実施例1に係る通信システムにおける通信経路を示す図である。 実施例1に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である 実施例1の通信装置の時刻同期処理を示すフローチャートである。 実施例1の通信装置のクロック情報の異常検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6に記載された異常検知の各分岐条件1から8の内容を示す表である。 実施例1の通信装置の通信不能箇所検知処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の通信装置の通信不能箇所特定処理の流れを示すフローチャートである。 図9のフローチャートの通信不能異常の条件1から3を示す図である。 実施例2にかかる通信装置及び通信システムの構成を示す図であるである。 実施例2に係るリモート装置のブロック図である。 実施例2における測定データの例を示す図である。 実施例2に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。 実施例2に係る通信装置の動作を示すフローチャートである。 実施例2に係るリモート装置の動作を示すフローチャートである。
 以下、本発明の実施形態を説明する。
 図1は、本発明の実施例1に係わる通信システムを示す図である。通信システムは、大別すると、通信装置10と、二台の時刻サーバ101、102と、二つのネットワーク103,104と、リモート装置107から構成されている。通信装置10は、外部との信号の送受信用として、二つのインタフェース105,106、ネットワーク処理部108、時刻同期部109、記憶部110、及びクロック111を備えている。
 通信装置10は、インタフェース105を介してネットワーク103に接続し、インタフェース106を介してネットワーク104に接続している。時刻サーバ101、時刻サーバ102、及びリモート装置107は複数のインタフェースを備え、ネットワーク103及びネットワーク104に接続している。
 通信装置10は、時刻サーバ101及び時刻サーバ102から複数の通信経路を介して、時刻に関する情報(以下、クロック情報と表記する。)を得る。クロック情報は、例えば、時刻サーバ101又は時刻サーバ102と通信装置10との間の時刻誤差である。また、クロック情報は、時刻サーバ101又は時刻サーバ102と通信装置10との間の時刻の進み方のずれ(クロックレートの差)である。また、クロック情報は、通信経路を介した場合における通信装置10と特定の時刻サーバとの間の通信可否である。
 通信装置10は、時刻サーバ101及び時刻サーバ102からネットワーク103及びネットワーク104を介して得られる4組のクロック情報(後述する。)を比較することにより、異常箇所を特定する。具体的には、異常が時刻サーバ101、時刻サーバ102、ネットワーク101、ネットワーク102のいずれかで起きているのかを特定する。
 インタフェース105及びインタフェース106は、例えばEthernet(登録商標)、パワーラインプロトコル、Zigbee、CDMA( Code Division Multiple Access)、WiMAX (Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、CAN(Controller Area Network)などの通信方式に対応した通信インタフェースである。
 ネットワーク処理部108は、Ethernet(登録商標)、IPv4( Internet Protocol Version4)、IPv6( Internet Protocol Version 6)、Profinet(登録商標)、CANなどのプロトコルに準拠した処理を行なう。また、ネットワーク処理部108は、IEEE1588やNTP(Network Time Protocolなどの、時刻同期プロトコルに準拠した処理を行ない、時刻同期プロトコルの通信メッセージをインタフェース105又はインタフェース106を介して送受信する。
 時刻同期部109は、ネットワーク処理部108に接続し、ネットワーク処理部108が送受信した通信メッセージに記載された情報に基づいて時刻誤差または時刻の進み方のずれを算出し、クロック111の時刻又はクロックレートを調節する。また、時刻同期部109はクロック情報を算出し、クロック情報に基づいて通信システムの異常箇所を特定する。例えば、クロック情報が時刻誤差または時刻の進み方の場合、時刻同期部109は時刻同期プロトコルの通信メッセージからクロック情報を算出する。クロック情報が通信可否の場合、時刻同期部109は時刻同期プロトコルのメッセージを設定された時間内に受信できるか否かで通信可否を判断するか、ICMP Echo Requestなどの通信メッセージに対して応答の通信メッセージを受信できるか否かで通信可否を判断する。時刻同期部109は、ネットワーク処理部108及びインタフェース105又はインタフェース106を介して、特定した異常箇所をリモート装置107へ通知する。
 記憶部110は、ネットワーク処理部108が準拠する時刻同期プロトコルの動作に必要な情報を保持し、時刻同期部109から出力されたクロック情報を保存する。
 図2に記憶部110に保存されたクロック情報の一例を示す。記憶部110は、クロック情報の測定に利用した時刻サーバとネットワークの組毎にクロック情報を保存する。図2に示す例では、記憶部110は、時刻誤差、時刻の進み方のずれ(クロックレートの差)、及び通信可否をクロック情報として保持している。例えば、時刻サーバ101とネットワーク104との間では、通信は可能であるが、時刻誤差が23ns、時刻の進み方のずれが133ns生じており、両者間で通信可であることがわかる。
 クロック111は、例えば、発信器で構成することができる。クロック111は、電圧を入力として動作周波数を変更する発信器でもよいし、Adder Based Clockとして実装されたクロックでも良い。
 時刻サーバ101及び時刻サーバ102は、ネットワーク103又はネットワーク104を介して通信装置10にクロック情報を提供するサーバである。時刻サーバ101,102は、ネットワークに接続される機器において、機器が持つ時計を正しい時刻へ同期させるプロトコルに準拠したサーバであり、例えばIEEE1588のMaster又はNTPサーバとして動作する。
 リモート装置107は、通信装置10から異常箇所についての通知を受信し、通信システムの管理者に異常箇所を通知する。なお、リモート装置107は、ネットワーク103及びネットワーク104とは別のネットワークを介して地理的に離れた箇所の機器へ異常箇所を通知しても良い。
 次に、本実施例に係る通信システム及び装置の動作を説明する。図3は、通信装置10と、時刻サーバ101及び時刻サーバ102との通信経路を示す。通信装置10は、二つのネットワーク及び二台の時刻サーバによる四つの通信経路を介して時刻同期プロトコルで通信することで、4組のクロック情報を得る。
 図4は、本実施例に係る通信システムにおける時刻同期シーケンス図である。図4は、図1における通信装置10、時刻サーバ101及び時刻サーバ102がIEEE1588で時刻同期を行う様子を表している。図4に示すTransparent switch201及びTransparent switch202は、ネットワーク103,104に設置されたEthernet(登録商標)switchである。
 通信装置10と時刻サーバ101及び時刻サーバ102は、IEEE1588のPDelay_Reqメッセージ及びPDelay_Responseメッセージを利用して、隣合う装置同士の通信遅延、例えばTransparent switch202と時刻サーバ101の通信遅延を定期的に測定する。また、時刻サーバ101及び時刻サーバ102は、IEEE1588のオプション仕様であるAlternate master optionを利用して、Syncメッセージ及びAnnouceメッセージを通信装置10に定期的に送信する。Syncメッセージには、Syncメッセージ送信時のタイムスタンプが記載される。Announceメッセージには、時刻サーバに関する属性情報が記載される。なお、SyncメッセージにSyncメッセージの送信時のタイムスタンプを記載する代わりに、時刻サーバ101及び時刻サーバ102は、Syncメッセージ送信直後にSyncメッセージの送信時のタイムスタンプを記載したFollow_Upメッセージを送信してもよい。
 通信装置10は、時刻サーバ101又は時刻サーバ102からAnnounceメッセージを受信せずに予め設定した時間経過した場合、通信不能箇所を特定する。通信不能箇所の特定処理の詳細な説明は後述する。
 一方、通信装置10がSyncメッセージを受信すると、通信装置10のネットワーク処理部108は、Syncメッセージ受信時の時刻を記録部110に保持する。また、ネットワーク処理部108はEthernet(登録商標)及びIEEE1588に準拠した処理を行なう。さらに、時刻同期部109は、Syncメッセージに記されたSyncメッセージ送信時の時刻、Syncメッセージに記された通信遅延の累積値、及び通信装置10がSyncメッセージを受信した時刻を用いて、Syncメッセージを送信した時刻サーバとの時刻誤差を算出し、時刻同期処理を行なう。時刻同期処理の詳細な説明は後述する。
 尚、通信装置10、時刻サーバ101、及び時刻サーバ102は、IEEE1588ではなくNetwork Time Protocol(NTP)を利用してもよい。ネットワーク処理部108がいずれの時刻同期プロトコルを利用する場合においても、通信装置10は時刻同期処理と通信不能箇所の特定の両方又はいずれかを行なう。
 図5に通信装置10が行なう時刻同期処理のフローチャートを示す。時刻同期部109は、クロック情報を算出する(ステップS501)。すなわち、時刻サーバ101及び時刻サーバ102と送受信した通信メッセージに記された情報を用いて、時刻サーバ101と通信装置10との間の時刻誤差及び時刻サーバ102と通信装置10との間の時刻誤差を算出する。さらに、時刻同期部109は、記憶部110に時刻誤差を保存する。但し、記憶部110に既に時刻サーバ及びネットワークが同じ組み合わせによる時刻誤差が保存されている場合は、時刻誤差を上書きする。
 なお、時刻同期部109によるクロック情報の算出は時刻誤差に限られず、さらに、時刻サーバ101と通信装置10のクロックレート及び時刻サーバ102と通信装置10のクロックレートを算出しても良い。
 次に、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知の処理を実行する(ステップS502)。クロック情報の異常検知の処理は後述する。
 次いで、異常検知の処理結果に応じて異常の有無を判定する(ステップS503)。異常があると判定する場合には、時刻同期部109は異常箇所の範囲を記したメッセージ(以後、異常通知メッセージと記す)を生成し、異常通知メッセージをネットワーク処理部108に出力する。ネットワーク処理部108は、異常通知メッセージにEthernet(登録商標)のプロトコル処理を施し、リモート装置107へ通知する(ステップS504)。リモート装置107は、通信システムの管理者に異常を通知する。
 一方、異常がないと判定する場合、時刻同期部109は記憶部110に保存したクロック情報を用いて、通信装置10のクロックを調節する。例えば、クロック111の時刻又はクロックレートを調節する(ステップS505)。
 クロック情報の異常検知の処理について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、クロック情報の異常を検知する処理の流れを示すフローチャートである。図6における各分岐の条件は、それぞれ排他的であるため、この順序に限定されるものではない。
 図7は、図6に記載された異常検知の各分岐条件1から8の内容を示す表である。図7において、「クロック情報(サーバA、ネットワークB)」の形式で記載されたクロック情報は、サーバAからネットワークB経由で測定したクロック情報であることを示す。例えば、クロック情報がクロックレートである場合、クロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)は、時刻サーバ101及びネットワーク103を経由して測定したクロックレートを表す。また、「クロック情報(*、ネットワーク103)」の形式で記載させたクロック情報は、時刻サーバ101及びネットワーク103を利用して測定したクロック情報と時刻サーバ102及びネットワーク103を経由して測定したクロック情報、「クロック情報(時刻サーバ101、*)」の形式で記載されたクロック情報は、時刻サーバ101及びネットワーク103を経由して測定したクロック情報と時刻サーバ101及びネットワーク104を利用して測定したクロック情報、「クロック情報(*、*)」の形式で記載されたクロック情報は、全てのサーバとネットワークの組それぞれに対するクロック情報を示す。
 まず、時刻同期部109は、図7の条件1を満たすか否かを判定する(ステップS601)。図7に示されるように、条件1は、記憶部110に保存されたクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク104)の差は小さく、かつクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク104)の差は小さく、かつクロック情報(時刻サーバ101、*)とクロック情報(時刻サーバ102、*)の差が大きいという条件である。この条件を満たす(真である)場合、時刻同期部109は、異常箇所が「時刻サーバ101又は時刻サーバ102」であることを特定し、その旨を出力する(SS601Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 尚、ここで、「クロック情報の差が大きい」あるいは「クロック情報の差が小さい」とは、クロック情報が時刻誤差の場合、誤差が任意の設定値、例えば1μSより大きい、あるいは小さいことである。同様に、クロック情報が時刻の進み方のずれの場合、進み方のずれが任意の設定値、例えば1秒間に1μSより大きい、あるいは小さいことである。
 一方、ステップS601の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図7の条件2を満たすか否かを判定する(ステップS602)。条件2は、ある1つのネットワーク、時刻サーバの組におけるクロック情報の値のみ、他のクロック情報の値とかけ離れている場合である。条件2を満たす場合、時刻同期部109は異常箇所が「該当ネットワーク上」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS602Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 一方、ステップS602の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図7の条件3を満たすか否かを判定する(ステップS603)。条件3は、クロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク103)の差は小さく、かつクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク104)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク104)の差は小さく、かつクロック情報(*、ネットワーク103)とクロック情報(*、ネットワーク104)の差は大きい場合である。条件3を満たす場合、時刻同期部109は、異常箇所が「ネットワーク101又はネットワーク102上」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS603Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 一方、ステップS603を満たさない(偽である)場合、時刻同期部109は、図7の条件4を満たすか否かを判定する(ステップS604)。条件4は、クロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク104)の差は小さく、かつクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク104)の差は大きく、かつクロック情報(時刻サーバ101、*)とクロック情報(時刻サーバ102、*)の差は大きい場合である。条件4を満たす場合、時刻同期部109は、異常箇所が「時刻サーバ102」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS604Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 一方、ステップS604の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図7の条件5を満たすか否かを判定する(ステップS605)。条件5は、クロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク104)の差は大きく、かつクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク104)の差は小さく、かつクロック情報(時刻サーバ101、*)とクロック情報(時刻サーバ102、*)の差は大きい場合である。条件5を満たす場合、時刻同期部109は、異常箇所が「時刻サーバ101」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS605Y)その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 一方、ステップS605の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図7の条件6を満たすか否かを判定する(ステップS606)。条件6は、クロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク103)の差は小さく、かつクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク104)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク104)の差は大きく、かつクロック情報(*、ネットワーク104)とクロック情報(*、ネットワーク103)の差は大きい場合である。条件6を満たす場合、時刻同期部109は、異常箇所が「ネットワーク104上」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS606Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 一方、ステップS606の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図7の条件7を満たすか否かを判定する(ステップS607)。条件7は、クロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク103)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク103)の差は大きく、かつクロック情報(時刻サーバ101、ネットワーク104)とクロック情報(時刻サーバ102、ネットワーク104)の差は小さく、かつクロック情報(*、ネットワーク104)とクロック情報(*、ネットワーク103)の差は大きい場合である。条件7を満たす場合、時刻同期部109は、異常箇所が「ネットワーク103上」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS607Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 一方、ステップS607の条件を満たさない(偽である)場合、すなわち条件1から条件7の全てを満たさない場合、時刻同期部109は、図7の条件8を満たすか否かを判定する(ステップS608)。条件8は、条件1から条件7を全て満たさず、かつクロック情報の差が大きい2組の時刻サーバ及びネットワークがある場合である。この条件8を満たす場合、時刻同期部109は、「異常箇所が不明」であると判定する(ステップS608Y)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。ステップS608の条件に当てはまらない場合、時刻同期部109は、「クロック情報の異常はない」と判定する(ステップS608N)。その後、時刻同期部109は、クロック情報の異常検知を終了する。
 次に、図4及び図8を用いて、通信装置10の通信不能箇所の検知処理について説明する。以降の説明では、Announceメッセージを受信出来なかった場合における時刻サーバを時刻サーバAと記し、ネットワークをネットワークAと記す。時刻サーバAとは別の時刻サーバを時刻サーバBと記し、ネットワークAとは別のネットワークをネットワークBと記す。
 まず、通信装置10の時刻同期部109は、予め設定された時間を経過しても時刻サーバAからネットワークA経由でネットワーク処理部108がAnnounceメッセージを受信しない場合に、時刻サーバAとネットワークA経由で通信不能と判定し、クロック情報を更新して記憶部110に保存する(ステップS801)。具体的には、時刻サーバA及びネットワークAに対応するクロック情報のうち、通信可否の欄を偽と設定する。
 次に、時刻同期部109は、時刻サーバA及びネットワークA以外の時刻サーバとネットワークの組合せを選択して、時刻サーバA及び時刻サーバBへの通信可否を確認する(ステップS802)。
 例えば、ネットワーク104を介した時刻サーバ102への通信可否を確認する場合、時刻同期部109は、ネットワーク処理部108にインタフェース106からネットワーク104を経由して時刻サーバ102へICMP Echo Requestメッセージを送信させる。予め設定された時間内に、時刻サーバ102からICMP Echo Reply(応答メッセージ)がネットワーク104を介してインタフェース106で受信した場合、時刻同期部109はネットワーク処理部108からICMP Echo Replyを受信したことを意味するデータを得て、時刻同期部109は記憶部110に保存された時刻サーバ102及びネットワーク104に対応するクロック情報のうち、通信可否の欄を真に設定する。一方、予め設定された時間内に時刻サーバ102からICMP Echo Replyを受信しなかった場合、時刻同期部109は記憶部110に保存された時刻サーバ102及びネットワーク104に対応するクロック情報のうち、通信可否の欄を偽に設定する。
 なお、ICMP Echo Request、ICMP Echo Replyの代わりに、IEEE1588-2008のManagementメッセージや、IEEE802.3ahやIEEE802.1agのメッセージを用いても良い。
 次に、時刻同期部109は、通信不能箇所を特定する(ステップS803)。通信不能箇所の特定は、後述する。通信不能の箇所の特定後、時刻同期部109は通信不能の箇所を記した異常通知メッセージを生成し、ネットワーク処理部108は、異常通知メッセージにEthernet(登録商標)のプロトコル処理を施し、リモート装置へ送信する(ステップS804)。リモート装置は、通信システムの管理者に異常を通知する。
 次に、具体的な通信不能箇所の特定を図9及び図10を用いて説明する。
 図9は、通信不能箇所を特定する処理の流れを示すフローチャートである。図10は、図9に記載した分岐条件1から条件3の内容を示す表である。図10において、例えば、「通信可否(時刻サーバA、ネットワークA)」という形式で記載された通信可否は、ネットワークAを介した時刻サーバAへの通信可否、「通信可否(*、ネットワークA)」という形式で記載された通信可否は、時刻サーバに関わらず、ネットワークAを介した場合の通信可否、「通信可否(時刻サーバA、*)」という形式で記載された通信可否は、経由するネットワークに関係なく時刻サーバAへの通信可否を表す。
 まず、通信装置10は、図10の条件1を満たすか否かを判定する(ステップS901)。図10に示されるように、条件1は、記憶部110に保存された通信可否(時刻サーバA、ネットワークA)のみが偽であるという条件である。この条件を満たす(真である)場合、時刻同期部109は、通信不能箇所が「ネットワークAのうち、時刻サーバ101及び時刻サーバ102までの通信経路で共通でない部分」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS901Y)。その後、時刻同期部109は、通信不能箇所の特定を終了する。
 一方、ステップS901の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図10の条件2を満たすか否かを判定する(ステップS902)。図10に示されるように、条件2は、通信可否(*、ネットワークA)のみが偽であるという条件である。この条件を満たす(真である)場合、時刻同期部109は、通信不能箇所が「ネットワークAのうち、時刻サーバ101及び時刻サーバ102までの通信経路で共通の部分」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS902Y)。その後、時刻同期部109は、通信不能箇所の特定を終了する。
 一方、ステップ902の条件を満たさない(偽である)場合は、時刻同期部109は、図10の条件3を満たすか否かを判定する(ステップS903)。図10に示されるように、条件3は、通信可否(時刻サーバA、*)のみが偽であるという条件である。この条件を満たす(真である)場合、時刻同期部109は通信不能箇所が「時刻サーバA」であることを特定し、その旨を出力する(ステップS903Y)。その後、時刻同期部109は、通信不能箇所の特定を終了する。一方、ステップS903の条件を満たさない(偽である)場合、時刻同期部109は通信不能箇所が複数箇所であると判定し、その旨を出力する(ステップS903N)。その後、時刻同期部109は、通信不能箇所の特定を終了する。
 以上説明した実施例1の通信システムとしては、通信装置10が複数の時刻サーバと通信する通信経路が複数設けられていれば良く、いずれの変形も可能である。例えば、二つ以上のネットワークを介して時刻サーバ101及び時刻サーバ102と通信する構成においても適用できる。また、時刻サーバ101と時刻サーバ102とを含めた三台以上の時刻サーバにおいても適用できる。また、通信装置10、時刻サーバ101、時刻サーバ102、及びリモート装置107はリング上に接続されても良い。また、同じデータを含むフレームを二つのインタフェースを用いて送受信することで、通信経路を冗長化したネットワークを構成しても良い。さらに、その他のネットワークを冗長化する技術を用いても良い。
 なお、通信装置10は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、インタフェース105、インタフェース106、ネットワーク処理部108、時刻同期部109、記憶部110、クロック111は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、ウェブサーバは、上記のプログラムをコンピュータ装置に予めインストールすることで実現してもよいし、CD-ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、記憶部110は、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされたメモリ、ハードディスクもしくはCD-R、CD-RW、DVD-RAM、DVD-Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
 本実施例に係る通信装置10によれば、時刻サーバ及び通信経路が冗長化されたネットワークにおいて、通信装置が時刻サーバ又はネットワークで発生した異常箇所を容易に特定することができる。
 次に、本発明の実施例2に係わる通信システムについて説明する。実施例2に係わる通信システムでは、通信装置の異常の有無を検知する。より具体的には、通信装置は時間経過によって刻々と変化する量を外部から取得し、前記の量を含むメッセージ(以後、試験メッセージと記す)を作成し、試験メッセージをリモート装置に送信する。リモート装置は複数の通信装置から受信した試験メッセージに記載されたそれぞれの測定値を比較することで、前記複数の通信装置に異常があるかないかを判断する。これにより異常箇所のさらなる正確な異常箇所の特定が可能となる。
 図11は、実施例2に係わる通信システムの構成を示す図である。通信システムは、大別すると、通信装置12、20と、二台の時刻サーバ101、102と、二つのネットワーク103、104と、リモート装置1207から構成されている。通信装置12は、外部との信号の送受信用として、二つのインタフェース1205,1206を備え、さらに、ネットワーク処理部1208、時刻同期部1209、記憶部1210、クロック1211、試験メッセージ生成部1212、センサ1213を備えている。通信装置20は、通信装置12と同様の構成を備える。
 センサ1213は、時間経過によって刻々と変化する量(以後、測定値という。)を測定するセンサである。例えば、センサ1213は、変電所における電線を流れる電流の電流値又は電圧値を測る。センサ1213は、気温、湿度、ある特定の気体の密度、水流量、水圧、光量を測るセンサであっても良い。
 試験メッセージ生成部1212は、センサ1213が測定した測定値および測定時刻を記載した試験メッセージを生成する。
 ネットワーク処理部1208は、図1におけるネットワーク処理部108の機能に加えて、更に、試験メッセージ生成部1212で生成された試験メッセージにプロトコル処理を施し、インタフェース1205又はインタフェース1206を介してリモート装置1207に送信する機能を備える。
 リモート装置1207は、通信装置12及び通信装置20から受信した試験メッセージに記載された測定値を比較することより、通信装置12又は通信装置20の時刻がずれているか否かを判定する。
 図12は、リモート装置1207の構成を示すブロック図である。リモート装置1207は、インタフェース1301、インタフェース1302、ネットワーク処理部1303、検証部1304、記憶部1305を備える。
 インタフェース1301,1302は、例えばEthernet(登録商標)、パワーラインプロトコル、Zigbee、CDMA、WiMAX、LTE、CANなどの通信方式に対応した通信インタフェースである。
 ネットワーク処理部1303は、Ethernet(登録商標)、IPv4、IPv6、Profinet、CANなどのプロトコルに準拠した処理を行なう。また、ネットワーク処理部1303は、試験メッセージをインタフェース1301又はインタフェース1302を介して受信する。
 検証部1304は、通信装置12及び通信装置20から受信した試験メッセージに記載された測定値を比較することで通信装置12又は通信装置20の時刻の異常の有無を検証する。また、検証部1304は、通信装置12又は通信装置20の時刻の異常を検知した場合に通信システムの管理者に通知する。
 記憶部1305は、ネットワーク処理部1303で受信した試験メッセージに記載された測定値を保持する。
 図13は、記憶部1305が保持する測定データ(以後、測定データと記す)の一例を示す表である。一つの測定データは、測定した通信装置の識別子、試験メッセージの送信時に経由したネットワーク、測定時刻、測定値で構成される。
 次に、実施例2に係る通信システムの動作を説明する。図14は、通信システムにおける時刻同期動作を示すシーケンス図である。尚、通信装置12、通信装置20、時刻サーバ101、時刻サーバ102による時刻同期のためのメッセージシーケンスは、第1の実施例と同等であるため図14から省略している。
 図15は、通信システムにおける通信装置12と通信装置20の動作を示すフローチャートである。
 まず、通信装置12のクロック1211が予め設定された時刻に到達したとき、センサ1213は、時系列データを測定する(ステップS1501)。
 次に、試験メッセージ生成部1212は、センサ1213が測定した測定値、測定時刻、通信装置12の識別子等を記載した試験メッセージを生成する(ステップS1502)。
 なお、通信装置12の識別子は、通信装置12及び通信装置20を区別するための値である。例えば、識別子は数字や、文字列を用いる。また、識別子はIEEE1588のClock Identityでもよい。
 ネットワーク処理部1208は、試験メッセージ生成部で生成した試験メッセージにプロトコル処理を施し、インタフェース1205からネットワーク103を介してリモート装置1207へ送信する(ステップS1503)。
 また、通信装置20も同様に、通信装置20のクロック(図示しない)が予め設定された時刻に到達した時、時系列データを測定し、試験メッセージをネットワーク104を介してリモート装置1207へ送信する。
 通信装置12及び通信装置20に予め設定された時刻は同一であり、その時刻に定期的に試験メッセージを送信するように設定しても良い。通信装置12及び通信装置20は、ネットワーク103とネットワーク104のどちらを介して試験メッセージを送信しても良い。
 次に、リモート装置1207の動作について説明する。図16は、リモート装置1207における試験メッセージの受信処理の動作を示すフローチャートである。
 まず、リモート装置1207のネットワーク処理部1303は、インタフェース1301又は1302を介して通信装置12,20から試験メッセージを受信する(ステップS1601)。
 次に、ネットワーク処理部1303は、試験メッセージに記載された測定時刻、測定値、通信装置の識別子、及び試験メッセージが通過して来たネットワークを一つの測定データとして記憶部1305に更新して保存する(ステップS1602)。
 検証部1304は、記憶部1305から、測定時刻が同じである、通信装置の識別子が通信装置12を示す測定値と、通信装置の識別子が通信装置20を示す測定値を記憶部1305から取得し比較する(Sステップ1603)。
 二つの測定値の差が大きい場合、検証部1304は、通信装置12と通信装置20の時刻誤差が大きいと判定する。検証部1304は、通信装置12、又は通信装置20に異常があることを管理者に通知し(ステップS1604)、動作を終了する。一方、二つの測定値の差が小さい場合、検証部1304は、通信装置12と通信装置20の時刻誤差が小さいと判定し、検証部1304は、動作を終了する。
 なお、管理者への具体的な通知方法はどのような方法でもよい。例えば、リモート装置1207は、ネットワーク101及びネットワーク102とは別のネットワークを経由して地理的に離れた箇所の機器へ通知しても良い。また、リモート装置1207は、図12の構成に加えてディスプレイやランプ等の表示部を備えることにより、異常を知らせる表示を行なっても良い。
 本実施例の通信システムによれば、通信システムを構成する複数の通信装置のうち、いずれの通信装置に異常があるかを離れた場所からでも確実に検知することが可能である。
 なお、本発明は上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
 10、12、20・・・通信装置、101、102・・・時刻サーバ、103、104・・・ネットワーク、105、106、1205、1206、1301、1302・・・インタフェース、107、1207・・・リモート装置、108、1208、1303・・・ネットワーク処理部、109、1209・・・時刻同期部、110、1210、1305・・・記憶部、111、1211・・・クロック、1212・・・試験メッセージ送信部、1213・・・センサ、201、202・・・Transparent switch、1304・・・検証部。

Claims (9)

  1. [規則91に基づく訂正 02.02.2010] 
     複数の時刻サーバ及びリモート装置へ複数のネットワークを通信経路として接続する複数のインタフェースと、
     ネットワーク上の異常箇所を特定し、異常範囲を記した異常通知メッセージを作成する時刻同期部と、
     前記時刻サーバとの間で前記インタフェースを介してプロトコル処理をして通信メッセージを送受信し、前記時刻同期部で作成された前記異常通知メッセージにプロトコル処理をして前記リモート装置に送信するネットワーク処理部と、を備え、
     前記時刻同期部は、前記時刻サーバ及び前記通信経路の組合せごとに前記通信メッセージに記載された情報と受信時刻からクロック情報を算出し、算出されたクロック情報からネットワーク上の異常箇所を特定することを特徴とする通信装置。
  2.  前記時刻同期部は、第1の時刻サーバから第1のネットワークを介して受信した通信メッセージを用いて算出した第1のクロック情報と前記第1の時刻サーバから第2のネットワークを介して受信した通信メッセージを用いて算出した第2のクロック情報との差が設定値よりも小さく、かつ第2の時刻サーバから前記第1のネットワークを介して受信した通信メッセージを用いて算出した第3のクロック情報と前記第2の時刻サーバから前記第2のネットワークを介して受信した受信メッセージを用いて算出した第4のクロック情報との差が前記設定値よりも小さく、かつ前記第1のクロック情報又は前記第2のクロック情報と、前記第3のクロック情報又は前記第4のクロック情報との差が、前記設定値よりも大きい場合に、前記第1の時刻サーバ又は前記第2の時刻サーバが異常箇所であると特定することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3.  前記時刻同期部は、前記第1のクロック情報と前記第3のクロック情報との差が前記設定値よりも小さく、かつ前記第2のクロック情報と前記第4のクロック情報との差が前記設定値よりも小さく、かつ前記第1のクロック情報又は前記第3のクロック情報と、前記第2のクロック情報又は前記第4のクロック情報との差が、前記設定値よりも大きい場合に、前記第1のネットワーク又は前記第2のネットワークが異常箇所であると特定することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4.  更に、前記第1の時刻サーバから前記第1のネットワークを介した前記通信メッセージの予め設定された時間内での受信可否、前記第1の時刻サーバから前記第2のネットワークを介した前記通信メッセージの予め設定された時間内での受信可否、前記第2の時刻サーバから前記第1のネットワークを介した前記通信メッセージの予め設定された時間内での受信可否、及び前記第2の時刻サーバから前記第2のネットワークを介した前記通信メッセージの予め設定された時間内での受信可否を記憶する記憶部を備え、
     前記時刻同期部は、前記記憶部に記憶された受信可否の組み合わせから異常箇所を特定することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5.  前記時刻同期部は、前記記憶部に記憶された受信可否のうち、前記第1の時刻サーバから前記第1のネットワークを介した前記通信メッセージのみ予め設定された時間内で受信されない場合に、前記第1のネットワークのうち前記第1の時刻サーバ及び前記第2の時刻サーバまでの通信経路の共通でない部分が異常箇所であると特定することを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6.  前記時刻同期部は、前記記憶部に記憶された受信可否のうち、前記第1のネットワークを介した前記通信メッセージのみ予め設定された時間内で受信されない場合に、前記第1のネットワークのうち前記第1の時刻サーバ及び前記第2の時刻サーバまでの通信経路の共通の部分が異常箇所であると特定することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7.  前記時刻同期部は、前記記憶部に記憶された受信可否のうち、前記第1の時刻サーバからの前記通信メッセージのみ予め設定された時間内で受信されない場合に、前記第1の時刻サーバが異常箇所であると特定することを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8.  前記クロック情報は、前記時刻サーバとの時刻誤差、または時刻の進み方のずれであることを特徴とする請求項7記載の通信装置。
  9.  更に、時々刻々と変化する量を計測するセンサと、
     前記センサで計測した時系列データの測定値と計測時刻とを含む試験メッセージを作成する試験メッセージ作成部とを備え、
     前記ネットワーク処理部は、前記試験メッセージにプロトコル処理をして前記リモート装置に送信する請求項8記載の通信装置と、
     複数のネットワークを介して複数の前記通信装置へ接続された複数のインタフェースと、
     前記インタフェースを介して受信した複数の前記試験メッセージに含まれる測定値から前記複数の通信装置のいずれかに異常があると検証する検証部とを有する前記リモート装置とを具備することを特徴とする通信システム。
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